かき氷屋を開業するにあたって、販売形態や販売スペースはどんなものがあるの?

開業にあたり、どのような場所で、どのような営業スタイルが良いのかとても迷うところだと思います。
立地や販売形態によって売り上げが大きく左右されるので、金銭面や優先希望を元に比較検討を充分に行って決めていきましょう。
スペースの特徴や必要な準備についてまとめましたので、参考にしてみてください。

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屋台と路面店の違いを比較。

屋台とは屋根とカウンターを設けた小さなお店のことを指します。簡易的な小屋型で雨風をしのげるだけでなく、手軽に移動することが出来るのも特徴です。設置も簡単で、軽トラを改造したタイプや、簡易テントを利用したタイプもあります。一般的には、ラーメンやおでんを販売しているイメージが強いかもしれませんが、他の飲食物を扱っているところも屋台に該当します。

飲食店などを継続的に営業したいと考えている場合は、屋台が向いています。屋台は店舗と比較すると簡素ではありますが、屋根や台があって小さなお店の形をしているので、商品や調理器具など、営業に必要なものを積んだまま移動できるので、準備や片付け、保管に手間がかかりません。しかし、露店と比較すると開業時の資金は多くなります。普段は決まった場所で営業し、例えば遠方のお祭りやイベントの時には会場周辺で営業するなど、自由に場所を決められるのは利点です。

一方露店は、路上や神社の境内などに商品を販売しているお店のことを指します。フリーマーケットも露店の一種です。お店の作りは屋台よりも簡素で屋根や代が無いところも多く、ゴザを敷いただけのお店もあります。屋台とは違って、移動が出来ないことも多いです。
臨時的に営業するならば露店スタイルがおすすめです。お祭りやイベントの時だけと決めているならば、商品や調理器具を並べるだけで営業できるので開業資金もあまりかかりません。

かき氷店開業を考えている方は継続的な営業を望んでいる方が多いと思いますが、屋台を開業するにあたって主な流れは次の通りです。

➀衛生講習会を受講
②出店予定地の保健所で事業内容の相談
③設備の準備
④出店地の保健所に営業許可申請
⑤保健所の設備チェック
となります。

保健所に相談した際に屋台作りに関するアドバイスを貰えると思いますので、初めての方は必ず相談後に設備などの準備に取り掛かるようにしてください。先に準備してしまうと、最後のチェックの際に指摘を受けたら作り直しをしなくてはいけない可能性も出てきてしまいます。

また、屋台の注意点として食品の扱いには気を付けてください。屋台は基本的に仕込みが出来ません。かき氷の場合あまり事前準備は無いかもしれませんが、別の場所で準備したものを屋台に持ち込む必要があるため、調理場所の確保と移動手段を考えておく必要があります。地域によってメニューの制限があったりするので、どの材料が使えるのかも確認しておきましょう。洗浄設備があるか否か、その他の屋台の設備の充実度によっても取り扱える材料が変わるため、予め提供したいメニューが決まっているようでしたら、必要な設備も調べておくことが重要です。

もしも、屋台作りや手続きに不安な方は、開業サービスを行っている会社を利用してみるのも手です。営業場所の確保から申請時のサポートまで、一括してサポートをお願いすることが出来ます。

シェアキッチンとはどんなもの?

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シェアキッチンとは、複数の人が共同で使うキッチンのことを言い、シェアキッチンには2つの形態があります。

まず1つ目は「保健所の営業許可を取得し、飲食店や複数名の料理人が共同で使用するキッチン」です。
本来は調理したものを不特定多数の客に販売する際は、「飲食店営業」「菓子製造業」などといった許可が必要となりますが、この形態のシェアキッチンの場合、営業したい飲食店の業態に合った許可を取得することで、自身の飲食店や菓子店のように利用することが可能になります。自分だけの専用のお店にはなりませんが、シェアする分、賃料は安く済ませることが出来ます。

2つ目は「コミュニティースペースとしての役割を果たす施設で、営業許可がないキッチン」です。
シェアハウス内の共同キッチンやレンタルキッチンなどのことを指しますが、こちらは料理に関するワークショップを開催したり、作ったものをその場で食べたりすることなどが可能です。しかし、作ったものを販売することはできませんので注意してください。

かき氷店を開業してかき氷を販売したい方は、1つ目の形態が望ましく、かき氷の作り方をレクチャーすることで売上を立てたい方は、2つ目の形態もおすすめです。どちらも同じ「シェアキッチン」という呼ばれ方をしていますが、施設の目的は異なります。

営業許可を取得できるシェアキッチンには、それぞれの許可を取るのに必要な設備が予め備わっているという特徴があります。シンク・手洗い場・冷蔵庫・トイレなどの許可を取る上で必要な設備に加えて、ガスコンロ(IHヒーター)・フライヤー・オーブンなどの設備、そして調理道具として鍋やボウルなどを揃えている施設もあります。検討する際は、自分が作りたいかき氷に必要な設備が備わっているか、足りない物を自分で持ち込むことが可能なのかを確認すると良いでしょう。

シェアキッチンの他にも、「ゴーストレストラン」や「クラウドキッチン」、そして「キッチン付きレンタルスペース」と言うものを聞いた事がありますか?
ゴーストレストランは、店内に飲食スペースを持たず、そして自らデリバリーも行わないレストランのことです。UberEATSなどのデリバリー専業のサービスを利用して営業していて、別名を「バーチャルレストラン」とも呼びます。クラウドキッチンは、客席やイートインスペースを持たないキッチンのみの施設のことです。インターネット上から注文を受けた商品を施設内で調理し、デリバリーサービスを利用して商品を提供します。これは、「ゴーストレストラン向けに作られたキッチン」とも言えます。
作ることに専念したいのであれば、ゴーストレストランやクラウドキッチンも視野に入れてみてはいかがでしょうか?

また、キッチン付きレンタルスペースは、キッチン設備がある貸しスペースのことを指します。こちらのキッチン付きレンタルスペースには菓子製造業や飲食店営業の許可を取得した設備が備わっていないところも多くあり、そういったところは販売用の料理を製造することはできないので、利用する前に注意と確認が必要です。雑誌やWEBサイト用の料理の撮影や、食べ物に関するワークショップなど、食べない用途で利用されることが多いようです。

自分自身がかき氷をどのように販売したいのか、かき氷をどのように売上に結び付けたいのかによって使う施設は異なりますので、それぞれの特徴を見て検討してみてください。

シェアキッチンを借りる流れや注意点。

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シェアキッチンを借りて営業しようと決意した時に、初めてでは何から始めていいのか分からないことだらけだと思いますが、流れや注意点をお伝えしていきます。

①利用したい物件探しを行います。
同じように飲食店をシェアキッチンでスタートさせたいと考えている方は多く、シェアキッチンを提供しているサービスもいくつも存在します。まずは各サービスを比較しながら、自分の意向に合っているところに絞っていきます。

②サービスが決まったら物件探しです。
立地や金額、自分の提供した飲食物を作るのに適した設備があるのか等を確かめながら決めていきます。

③内見です。
物件が決まったら内見に行きます。写真で見るのと実際に自分の目で見るのは、感じるものが全く違います。立地場所等も、周囲にどのようなお店があってどのような人たちが最寄り駅を利用しているかなど、自分の感じた雰囲気が自分の理想のコンセプトとマッチしているのかをよく観察しましょう。内見は日時の予約が必要ですので、時間に余裕をもって予定を組みましょう。

④面談と契約です。
物件が決まったら、利用規約や利用方法についての詳しいお話を聞くことになります。この時に自分が思っていたものと違ったり、サービスに書いてあった内容と異なる部分があったりした場合、放置すると後にトラブルに発展することもありますので、納得するまで質問を重ねたり、自分の希望を伝えてどこまでが可能なのか等をしっかりと聞いていきましょう。ここで違和感を覚えた時には、きっぱりと別の物件に変えることも重要です。
面談後に問題が無ければ、そのまま契約手続きになります。利用する施設の手続き、予約システムなどの設定も同時に行います。

シェアキッチンを利用する際の流れは以上になります。

ここで注意点をご紹介しますが、「日にちや時間を変えて、複数人で同じスペースを利用する」場合(例えば昼はカレー屋で夕方は喫茶店でかき氷、そして夜はバーのような、1つのキッチンや店舗を複数のオーナーが様々な業態で回していくスタイル)、まずは家主との間で“複数人で営業することに問題はないか”の確認が必要となります。
(※通常は何人かで家主から直接借りるのではなく、シェアキッチン業者や借りていたお店のオーナー側から転貸を受ける場合が多いと思いますので、確認するのはその方になります。)
また、複数名ですと光熱費の負担や共通の設備等の取り扱いをどうするのか、もしも退去者が出た場合の対応はどうするのかなど、オーナー同士でしっかりと細かく取り決めをしておかなければなりません。
そして最近増えている「横丁」形式の場合(1つの店舗をいくつかの区画に分け、それぞれのオーナーが自分お店を経営するというもの)、内装工事や原状回復など、他の店舗がすぐ隣で営業している関係で時間的な制限を受けることもあります。
横丁全体のブランド維持のために、イベントへの参加や広告費の負担などが義務になっていることも多いです。
自分1人のお店ではありませんから、どうしても色々な制限がかかることは理解した方が良いでしょう。

シェアキッチンは多くの事業者が関係する複雑な形態になりがちですので、専門の人に相談することをおすすめします。

シェアキッチンのメリットとデメリット。

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当然ながら、どんな形態にも良い面と悪い面があります。

シェアキッチンがいったいどのような場合に利用することで、よりメリットを発揮するのかと言いますと、開業のコストを減らしたい場合です。

自分で飲食店を始める際に、いくら安価で済みやすいと言われているかき氷屋であったとしても、初期費用の準備は大変です。最初にまとまった大きな額のお金が必要になることに変わりはありません。しかし、シェアキッチンならば一般的な貸店舗とは違って、通常だと多額にかかる物件取得費用や設備投資費用などが、他の利用者とシェアすることで抑えることが出来ます。シェアキッチンは店舗も備えられていて、キッチン以外にも調理器具が備えられているので、飲食店に必要なものはほとんど全て準備されています。自分で一から必要な調理器具を揃えようと思うと、かなりの費用が必要になりますが、まだ売れるかどうかも不安な状態での初期投資は不安が大きいと思います。
手軽に飲食店営業にチャレンジできるところが魅力なのです。
最初にシェアキッチンを活用して開業していき、ある程度の初期費用が貯まって自分の店舗をオープン出来るだけの売り上げが見込めると分かった時に、改めて貸店舗を借りてリスタートする人もいます。

また、保健所の許可を得たシェアキッチンを利用することで、料理やお菓子の販売を行うことができる点も魅力です。
ワークショップのみなら問題ありませんが、許可のない自分のキッチンでは調理をして販売することができません。しかし、シェアキッチンは保健所の許可を既に取得済みで、シェアキッチンで調理したお菓子などは販売が可能です。「自分で考案したかき氷はどんな評価を得ることができるのか」、「調理の腕を試してみたい」と思う人は気軽にシェアキッチンを利用して挑戦することが出来ますね。

デメリットとしては利用できる時間が決められていることです。
利用する時間によってお金が発生するので、時間内に調理をしないと延長料金を支払わなければいけません。また、他にもシェアキッチンを利用する人がいるので、予約の都合で延長ができないこともあります。常に時間を気にして予定内で作り終える必要が出てきます。自分の調理した時に誰かがシェアキッチンを利用していると使用できないなど、自由に都合よくキッチンを使えないことがあるという事を、念頭に置いておきましょう。

また、シェアキッチンに限らずシェアリングサービス全般に言えることでもありますが、1つの物や場所をシェアするということは、その物事に対する考え方も人それぞれあるという事が大前提です。その為、使い方や後片付け一つでトラブルになることも少なからずあります。シェアキッチンのサービス業者が管理をしっかり行って、万が一の時には仲裁に入ってもらえるところを選ぶことも重要です。

これまでのことから、シェアによってコストが少ない分、周りへの気遣いや不自由が発生する可能性があることがお分かりいただけたと思いますが、自分にとってメリットが多いかデメリットが多いかはそれぞれです。コストだけに目を向けずに、将来まで見据えた選択をしていきましょう。

レンタルスペースとはどんなもの?

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最近じわりじわりと知名度を上げてきているレンタルスペースですが、一時的に使用したい設備を、誰でも簡単にレンタルできるところが魅力です。

レンタルスペースの中でも、注目はレンタルカフェです。
飲食店をまるごとレンタルできるため、大がかりな準備をしなくとも飲食店の営業を開始できるのです。
これから「飲食店を始めてみたい、経営を経験してみたい、自分のかき氷がどのくらい売れるのかを試したい」と思っている方にとっては気軽に始めることができ、挑戦へのハードルがぐんと下がりますね。
また、空き家や空きスペースを収益化したい方は、自分自身でかき氷屋を経営しつつ空いている部分を人に貸すことで、収入アップにも繋がります。

そもそも、レンタルスペースというのは時間制で借りることの出来る空き部屋のことを言います。
借りる側は会議・パーティー・撮影・イベントなど、多目的で使用できます。
貸す側は空いている空間をレンタルスペースとして貸し出すことで、空き部屋を有効活用して収益化をすることが出来ますので、双方にとってメリットが大きいシステムです。

レンタルスペースの中には、先に述べたレンタルカフェと呼ばれるものがあります。
設置されている冷蔵庫やキッチンなどの設備もレンタルできるため、手軽に自分のカフェを開くことが可能です。
カフェを開くとなると、一般的には最低でも500万円とその後の運転資金が必要と言われており、お金の準備が大変であることは皆さんご存じだと思いますが、レンタルカフェでは物件の取得から始まって、器具や家具の準備まで全て不要なため、初期費用がほとんどかかりません。
例えば永久的な営業を望んでいるわけではなく、期間限定やお試しカフェ営業をするという考えであるならば、広さや内容にもよりますが、1日あたり数万円でも運営が可能になります。
また、飲食店の営業許可なども取得済みなため、保健所への許可申請や各所への届出等も不要で、慣れない手続きに時間をとられることもありません。
夢だったカフェ営業も現実的に考えられるようになりますね。

しかし、カフェの貸主側が開店の宣伝を行ってくれるところもありますが、自分自身でも集客に関する創意工夫が必要にはなります。
そして、自分以外の他の利用に対しても、食品衛生への管理や設備の使い方に関する配慮が必要となることを頭に入れておきましょう。

色々と考えていくと不安要素もありますが、契約前の事前相談の際にアドバイスを受けながら進めていけば良いので安心してください。

来年こそはかき氷屋をオープンさせたいな・・・と思い立った時に、膨大にある準備や作業の手間をかなり一気に省くことができ、時間もお金もあまりかけずに手軽に始めることが出来るレンタルカフェは魅力がいっぱいです。人気の立地は争奪戦にもなるため、早めに行動することを心がけておきましょう。

この機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

レンタルスペースのメリットとデメリット。

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レンタルスペースを利用したカフェやシェアレストランといった営業形態がコロナ禍を背景にして増加傾向にあり、これをサポートするマッチングサービスなども続々と誕生しています。一体どのようなメリットから人気が高まっているのかをご紹介していきます。

まず、店舗を貸し出す側のメリットとしては、アイドルタイムに副収入を得られることと、固定費負担削減が叶うところにあります。営業していない時間や期間も賃料や光熱費などの固定費は発生しているので、空き時間に店舗を貸し出すことで副収入を得ることができ、有効活用が出来ます。また、副次的なメリットとして、別の事業者とスペースを共有することで、それぞれの顧客に対して店舗を認知してもらう機会にもなるという点が挙げられます。借り手とコミュニケーションをとり、新規顧客の獲得を目指すのもの良いでしょう。

デメリットとしては、水道光熱費の負担割合や、共有スペースの使用ルール、食材や消耗品の管理方法など、店舗を共有するにあたって取り決めがないとトラブルが起きてしまうことです。衛生管理については特に細かなルールを設けて、全員が順守出来ているかを定期的に確認したほうが良いでしょう。

次に、借りる側のメリットとしては、物件取得費や内装・設備・調理器具・什器などの準備や費用の負担が軽減されるところが大きいでしょう。レンタルペース営業は、内装や備品が揃っている店舗を借りるため、コストを抑えて短期間で開業準備が整います。また、レンタルした場所が合わなかったり、需要の変動や新たな市場の開拓に応じて環境を変えたくなったりした場合、店舗の移動や撤退もしやすいというメリットがあります。そして、他店舗の一部を間借りすることで、その店舗の既存の知名度やブランド力を活かすことができます。認知度のある店舗の場所を利用すれば、立ち上げ時から多くの顧客にアクセスできる利点がありますね。ブランドイメージを最大限活用しながら、競争の激しい飲食業界での差別化にも対応できます。

反対にデメリットとしては、設備や什器の使い方などに対してルールが設けられてしまうところです。当然ながら全員で気持ちよく使っていくためには、ある程度の制限もかかりますし、何よりも内装や店構えを自由に変更することができないため、自分の理想の店舗イメージと異なる場合があるかもしれません。また、食材に関しては個々で別管理になるので、限られたスペースでどのようにして食材を保管するか、提供するかき氷のレシピも併せて検討しなければなりません。

そして、営業時間に制限があることも挙げられます。他店舗とスペースを共有するため、どうしても営業時間や定休日に合わせる必要が生じるのです。特定の時間帯に集客を重ねたい場合や深夜営業を検討している場合には、事前の調整や相談が必要です。

レンタルスペース営業は貸主借主が相互に協力し合い、共に利益を生み出すことが理想形ですので、契約段階で希望をしっかりと伝えて理解を得られるようにしておきましょう。

レンタルスペースを使う時に必要な許可。

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レンタルキッチンスペースでは、既に販売する食品を作る場として、保健所の「菓子製造業許可」や「飲食店営業許可」を取得しています。ですので、借りた時点で製造したかき氷の販売と、カフェ等の飲食店舗目的での利用が可能となっています。但し、利用する際には「食品衛生責任者」の資格が必要となるので、契約時に確認しておくと良いと思います。

また、まず最初に貸主によるレンタルスペースでの営業許可は書面でもらう必要があります。レンタルスペースの営業は転貸行為とみなされる場合が多く、契約書に営業を許可する旨が盛り込まれていなければ、貸主(家主)から契約違反による損害賠償請求や立ち退き命令を受ける可能性もあります。ほとんどの場合、飲食店を開業する目的で借りるようなところでは、このようなトラブルはないと思いますが、念のために確認をしておきましょう。

次に、開業届を出していない個人がレンタルスペースで事業を始める際には、税務署への開業届を提出することをおすすめします。同時に青色申告の届出も行うことで、確定申告時の所得控除額を増やすことが可能です。青色申告には経費帳簿の記帳が必要なため、日商簿記3級程度の知識が必要になりますが、心配な方は税理士等に記帳代行をお願いすると良いと思います。しかし、ご自身でやられた方が代行料を支払わずに済みますし、必要な知識でもあるので自ら勉強してみるのも経営の上できっと役立つはずです。

ここからは注意点になりますが、レンタルスペースは不特定多数の人が出入りする業態であることから、騒音による近隣トラブルのリスクがどのくらいありそうか調査しておかなければなりません。分譲マンションや鉄筋・鉄骨鉄筋コンクリート造の店舗物件などであればリスクは下がりますが、木造や鉄骨の賃貸物件は騒音リスクが高いため注意が必要です。近隣からのクレームが無いように運営するのはもちろんですが、借主の観点ではそれ以上に騒音リスクの低い物件選びが肝心です。慎重にリスクを精査しながら検討を進めましょう。

キッチンカー販売のメリットとは?

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キッチンカーを使ってかき氷の移動販売を予定している方もいらっしゃると思いますが、キッチンカー販売のメリットは利益率の高さです。

かき氷一杯当たりの原価はおよそ次の通りです。
ブロック氷:約35~45円、市販のシロップが約20円、容器が約15円、スプーンが約6円・・・これらをキッチンカーで提供する際の相場が約300~500円だとすると、半分以上は利益になります。他のメニューと比べるとかなり高い利益率になることがお分かりいただけたと思いますが、ここで市販のシロップではなくこだわりの自家製シロップや、オリジナルトッピングを使用したとしても、充分利益は取れますし、何よりもっと高額での販売も充分叶うはずです。

人件費に関しても、キッチンカーは限られたスペースが特徴ですから、ワンオペもしくはツーオペで営業するのがベストです。少人数でお店が回せるので、人件費もさほどかかりません。また、かき氷に関しては天候などを理由に外での販売が厳しい時でも、氷は冷凍庫に何日間も保存しておくことが出来ますし、食品ロスが圧倒的に少ないことも魅力です。(生フルーツを扱う方は注意が必要ですが)キッチンカーでの食品管理に関する難しさは必ずついて回るものですが、かき氷はリスクが低いと言えます。

かき氷はシロップやトッピングを変えながら、多くのメニュー数を用意しやすいという強みを持っています。訪れる場所によって微妙に味付けを変えたり、販売メニューを変えたりして、客層に合わせたものを販売しやすいのです。キッチンカーは調理スペースが狭いことも悩みの種ですが、かき氷は余り多くのスペースを必要とせずとも完成させられるので、その分たくさんのトッピングなどの材料も積みやすく、常に数種類のメニューを提供できる環境における理想的なキッチンカーの形を保つことが出来ます。近年はかき氷のバリエーションがどんどん増えていっているので、自由度の高い創作的なかき氷もウケが良いのです。是非、特徴を活かして多くのオリジナルメニューを作ってみて下さい。

そしてキッチンカーの客層は女性が多いと言われています。女性をターゲットとしている方にとっては更に成功しやすい販売形態とも言えます。平日にOLさん向けにオフィス街に出向いてみたり、お子様連れのママさん達向けに公園を回ってみたり、その日に合わせて売れやすい場所へと簡単に移動出来るのはキッチンカーの最大のメリットです。屋外のイベントに出店すれば、多くの方にオリジナルかき氷を知ってもらう機会も作れますので、積極的に全国各地に向けて走らせていくのも良いでしょう。営業したい場所が決まっているのであれば、その地域やお客様の層に合わせた業態に変更するものいいでしょう。

好きな場所へ、好きな時間に提供できるため、様々な地域で多くの人と関わりが生まれることもあります。コミュニケーション能力が高い方は、思い切り自分の長所が活かせるはずです。万が一ですが、車体にお店のメニューやロゴをペイントしなければ、仮に今販売している業態がうまくいかなくても、すぐに業態を変える事が可能です。季節限定で販売したい方にとっては、夏はかき氷で冬はクレープなど、いくらでも形を変えられるところも非常に使いやすいのです。

キッチンカー販売のデメリットと注意点とは?

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設備やスペースが限られているため、予めの仕込みや準備が必須になります。どこで仕込みを行うのか、その場所の確保も考える必要があることや、営業中の空き時間にキッチンカー内で準備が不可能なことは、前日もしくは当日の朝に仕込んだ数量のみで営業しなくてはならないため、1日に販売できるかき氷の数量が限られ、売上の上限が決まってしまうというデメリットがあります。
また、販売予測に失敗するとロスを多く出してしまうことになるのです。冷蔵庫が備わっているキッチンカーもありますが、冷えるまでに時間がかかるなどの不測事態も予想して、食材を保管する冷蔵庫の代わりとなるものも、予備として用意しておく必要が出てきます。
さらに、世の中の情勢に左右されやすいガソリン費用もコスト増加の要因となります。最近はガソリン代の急激な高騰によって、遠方への販売を諦めているキッチンカーオーナーもいらっしゃるようです。
こうしたガソリン代の高騰や、例えば昨今では食品の値上げも激しい時ですので、販売価格の設定を誤ると命取りになりかねません。料理の販売価格は1度決めると上げることはなかなか難しいため、様々な値上げラッシュを視野に入れて価格設定をしていきましょう。

そして、キッチンカーを始める上で、最も重要なのが場所探しです。自分の身近な行動範囲内で売れやすい場所を見つけて確保するのは、販売前にかなり調査が必要となるため、慎重に行ってください。道路上では無断で営業することはできません。オフィス街であればビルのオーナーに許可をとり、必ずその敷地内で営業しましょう。また、そういった場所では自分と同じように、様々な商品を売るキッチンカーが集まっている場合があるので、同じキッチンカー事業者と仲良くなって情報交換するのもおすすめです。
例えばフェスの開催場所や時期などの情報や、その時期に売れやすいおすすめのエリアの情報などを交換し、横つながりを大事にすると次第に営業できる場所も増えていきます。
キッチンカーでの営業の場合、地域を移動するのが常です。

営業許可は許可を出した保健所の管轄内において有効なものですので、もしも他県に行くなど管轄を跨いで移動する場合には、それぞれの保健所で営業許可を取得する必要がありますので、忘れずに行ってください。実は東京都内はどこでも1つの営業許可書で通用しますが、大阪の場合はそれぞれの市ごとに営業許可が必要となるので、地域によって大きな差があることを覚えておくと良いでしょう。

キッチンカー販売で必要な設備とは?

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かき氷を販売しているキッチンカーオーナーに聞いた必需品の設備をご紹介していきます。

①換気扇
多くの保健所では換気扇の設置が義務付けられていて、チェックが入ります。義務でなくとも換気扇を設置しないと油汚れがたまりやすく不衛生なので、原則設置するようにしましょう。換気扇自体は1万円前後で購入できますが、設置する際に穴をあける必要があり、初心者には中々大変ですので、元より換気扇が備わっている車種を購入することをおすすめします。

②シンク
シンクもほとんどの保健所で設置を義務付けられており、手洗い専用に1台、調理器具洗浄用に1台の合計2台のシンクがあることが望ましいです。こちらも基本仕様として備わっていることが多いのですが、蛇口やシンク台を含めた1式が10万円前後で売られているので、付いていない場合は購入することも可能です。
③蛇口
大体シンクとセットで用意すると思います。注意点として、2021年6月以降は非接触水道の導入が義務付けられました。これまで営業許可を取得出来ていたキッチンカーも、非接触型水道は備えているものは少ないと思います。しかし蛇口を交換しなくても、既存の蛇口に取り付けるだけで非接触水道となるアイテムが発売されていますので、そちらを購入しましょう。

④タンク
キッチンカーは水道が通っていないので、シンクを使うためには給水タンクが必須となります。また、使った水を貯めるための排水タンクも必要になります。価格は容量にもよりますが、1万円前後で購入可能です。

⑤間仕切り
間仕切りは、運転席とキッチンの間の仕切り板のことです。保健所によっては設置が義務付けされていて、基本仕様として設計されていることがほとんどですが、アクリル板やトリムと呼ばれるクッション材を用いて自分で作る方もいらっしゃいます。アイスや生鮮食品を扱う方には必須の設備です。

⑥冷蔵庫
安いものは小型冷蔵庫で、冷蔵商品をメインで扱う方は容量の大きい台下冷蔵庫や冷蔵ショーケースが使いやすいでしょう。小型なら1万円程度で購入できますが、台下冷蔵庫や冷蔵ショーケースは10万円前後が相場なので、扱う商品によって適切なものを選びましょう。

⑦扉付き収納
食品や食器、調理器具を収納するもので、ホコリや虫が入らないような仕様でないと営業許可が下りません。しっかりと扉が閉まり、隙間が無いかなどをチェックされるので注意してください。

⑧照明
保健所によって何ルクス以上でないといけないという基準があるので、確認して下さい。
しかし、周りがしっかり見渡せるような明るさであれば問題はないでしょう。

⑨窓。
商品を提供時の窓も必須です。車体のサイドや後方に備わっていることが多いですが、中古車を改造する場合は、トランクルームを提供窓とすることも可能です。

最後に、
⑩業務用かき氷機。
かき氷は大きく分けて2つの食感、「フワフワ」と「シャリシャリ」がありますね。食感によって氷やかき氷機の種類が異なるので、自分の販売したかき氷の系統に合わせて購入しておきましょう。フワフワ系のかき氷を削る機械には、刃を変えることでシャリシャリ系にも対応できるものもあります。

元より全て備わっているキッチンカーが見つかれば1番良いのですが、保健所の許可条件と照らし合わせて、漏れの無いように備えていきましょう。

キッチンカー販売に必要な準備。

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まず、キッチンカーを準備する心構えとして、かき氷のキッチンカー販売は、初夏の5月頃から晩夏までがかき入れ時です。夏休み等のイベントを利用して家族連れのお客様も増える時期なので、大きな利益に繋げやすいのです。
しかし、反対に冬になった途端に急激に売り上げが落ちるメニューでもあるため、暑い季節以外にも何か別のものを売ったり、冬限定メニューによって売り上げを落とさない工夫を考えておく必要があります。店舗型なら暖かい店内でかき氷を食べるのも楽しんでもらえますが、屋外のキッチンカーはそれが出来ないところが弱点でもあります。
期間限定ではなく、1年を通してキッチンカー営業を考えている方は注意してください。

この後は、以下8つの手順を踏んで準備していきましょう。

①営業エリアの決定
営業許可を取るにあたり、出店予定地域の保健所に申請が必要なため、エリアを決めておく必要があります。
複数の地域で行う場合には、申請も各保健所に提出しなくてはいけないので、自分で売りやすい地域を定めておきましょう。
例えば夏祭りや花火イベント、ショッピングモールや駅の構内など、人が多く集まることが期待できる場所を探しましょう。

②メニューの考案
仕込み場所の選定を含め、保健所によって許可に必要な設備等が変わる恐れがあるため、エリアが決定したら自分が調理できる範囲でのメニューを考案していきます。
使用する氷、フルーツや生クリーム、かき氷以外のメニュー等、売れ筋やエリアの特徴を分析して考えていきましょう。
エリアの決定とメニューの考案は順序が逆になることもありますが、自分の希望と保健所の意向を先に照らし合わせておくとスムーズです。

③キッチンカーの準備
車両を選ぶ際には、作業人数に応じた広さがあるか否か、新車でも中古であっても、必要な設備がどの程度備わっているかを保健所の許可条件に合わせてチェックしましょう。
自作する方もいらっしゃれば、業者にカスタマイズを依頼する方、レンタルする方など、準備できる金額に応じて選択は様々です。

④保険への加入
何かあった時の為に、保険に加入しておくと安心です。
PL保険は、他人にけがをさせたりモノを壊してしまったりした時の賠償責任保険です。その中でも、公益財団法人日本食品衛生協会が提供しているものは、ノロウイルスも補償対象となりますので入っておくと良いです。
また、自動車保険をキッチンカーにかけておきましょう。運転頻度が高くなるため、事故に遭うリスクも多くなります。
レンタルする方はドライバー保険が安心です。他人の自動車を借用中に事故を起こしてしまった場合の補償となります。
どれも料金や補償内容が異なるため、複数社に見積もりを取って比較して選びましょう。

キッチンカー販売に必要な許可。

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全部で4つご紹介しますが、直前で焦らないように前もって準備しておくことを推奨します。

まずはその①、これまでも何度も出てきていますが保健所の営業許可です。
自治体によって基準が異なるため、許可前に必要な条件等を確認してから、車両や設備の準備に入るとスムーズです。

その②に食品衛生管理者の資格も必須です。
飲食店を営業する際には必ず、キッチンカー事業でも必要とされています。
食品衛生責任者の資格を取得するには、営業予定エリアの食品衛生協会による講習を受けると良いでしょう。

そして、当たり前ですが、その③として運転免許も必要です。
軽自動車や普通車を改造して乗る場合には、普通自動車免許で問題ありませんが、もしも大型トレーラーや牽引タイプの車両を使用する場合には専用の免許の取得が必要です。
また、道路交通法の改訂に伴い取得時期によって普通免許で運転できる車両の条件が変更されています。
移動販売をする際には、車両のタイプや免許取得時期を確認しておきましょう。

最後に、その④営業場所の許可です。
かき氷に限ったことではありませんが、移動販売をする際に無断営業はできません。
トラブルの元となるため、必ず許可を取りましょう。
場所によって営業許可の申請先が異なりますので確認してから行ってください。
例えば、イベントに出店する場合は運営元に許可を取り、道路上や公園で移動販売をする際には、警察署や行政などに申請することになります。

キッチンカー販売の成功の秘訣とは?

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キッチンカー営業を成功させるには様々な工夫が必要です。期間限定ではなく、今後も継続して販売したい方は特に、これからご紹介する成功の秘訣を試してみてください。

まず、いきなりですが移動販売でかき氷を試すなら夏限定がおすすめです。
ソフトクリームやドリンク系とは違い、かき氷は夏のイメージが強いメニューです。そのため、秋冬に出店しても売り上げがなかなか期待できないのが現実です。夏以外はかき氷以外のメニューで出店するのも重要で、例えば焼き芋なら準備や調理も難しくないので試してみると良いと思います。
また、秋冬のことを想定して普段からかき氷以外のメニューを販売するのも手です。
タピオカやスムージーなどのドリンクや、クレープなどにはかき氷用のフルーツも使えるのでおすすめです。セットで買ってもらえれば客単価も上がりますし、季節ごとの新商品も開発しやすくなります。

次に、店舗販売と同じく、集客のためにSNSも活用していきましょう。
チラシなども良いですが、SNSの方が圧倒的にコストはかかりません。InstagramやXなどを活用しながら、実際の商品の写真をアップして視覚で訴えかけていきましょう。

また、キッチンカー自体が目立つものであったり、通行人の目を引くような看板を用意したりすることも宣伝効果になります。食べ物の場合、文章や言葉以上に「視覚」に訴えかけるような魅せ方をした方が売上に繋がります。メニュー表や外観の作り方には、ある程度こだわりを持って作り込んでいくことが成功のポイントとなってきます。商品を文章やメニュー名だけにせず写真で提示することや、大きめの写真を用意して実物の色合いや大きさを分かりやすくし、横断幕やタペストリーを用意して遠目からも見えやすくするというのがコツです。のぼり旗なども同じものを複数設置して目立つようにするのも、多くのキッチンカーで実践されています。たとえメニューの数が少ないお店でも、商品写真を複数設置することでお店としての賑わいを演出することが出来るので集客に繋がります。

そして何よりも、集客が見込める場所へ積極的に出向く行動力が重要です。
感染病の状況下でイベント数が少なくなってしまったこともありましたが、最近では徐々に再開傾向にあります。音楽フェスや国際的なスポーツイベント、大型展示場などでの出店は、1日で何百万円と売れる世界ですので、できれば参加する方向で準備を進めていきましょう。
しかし、大型イベントに出店する為には食材をたくさん積みこむことが出来るキッチンカーであり、内部で何人かの人を動かすことが出来る作業スペースが必要です。
待ち時間をいかに減らせるかが、こうしたイベントでの満足度アップに繋がりますので、回転率を上げられるような作りを目指してキッチンカーの用意を心がけましょう。

最後に、限定地域で販売する場合は、地域の新聞やラジオ局、地域情報誌などのメディアとの協力も積極的に行いましょう。特集やインタビューの取材を受けることで、地域の人々に存在を知ってもらえます。地域の他の事業者や団体との連携も重要な要素ですので、先に述べたようにイベント参加も大切してください。地元の飲食店やイベント主催者と協力して、共同イベントやキャンペーンを行うことで相乗効果を生み出すことが出来ます。
また、地域の食材や料理の特徴をキッチンカーのメニューに取り入れることも有効です。
親しみやすさを感じてもらえるような料理や地元の名産品を活用し、地域の味を大切にすることで支持を得やすくなります。積極的に改善点や要望に応えて、お客様の満足度を高めていきましょう。成功しているキッチンカーは地域の人々との信頼関係を築き、リピーターを増やすことを得意とする方が多いのです。

販売スペースや店舗は有効活用できます。

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もともと「二毛作」というのは、同じ畑で1年の間に異なる2種類の作物を栽培することを指します。そこから生まれた「二毛作ビジネス」という言葉は、1つの店舗で異なる業種を、曜日や時間で区切って運営するビジネススタイルのことです。
飲食店の場合は時間帯で業態を分けるケースが多く見られますが、曜日で業態を分けるケースもあります。夜は居酒屋で昼はハンバーグ店・夜はバーで昼間はカフェというように、二毛作ビジネスにはそれぞれの業態がお互いに良い影響を与え、利益や集客アップに繋がるメリットがあります。

まず挙げられるのは売上の増加です。
夜しか営業していなかった飲食店が昼間もお店を開けば、その分も売上がアップします。
ビジネスが増えたとしても、使っている店舗や設備は同じものなので、追加で初期費用や家賃が発生しません。店舗が動いていない時間を無くすことで、効率よく売上を増やすことができます。
また、同じお店による昼夜営業と、二毛作ビジネスの最大の違いは、昼と夜で業態を大きく変えられることにあります。
例えばサラリーマンの需要が多い地域で、昼はラーメンを提供しているお店が夜は小料理屋として営業を行ったり、夜のみ営業をしていたワインバーが、ランチタイムの需要を狙ってカレー専門店として営業したり・・・といったことが可能になります。ランチタイムは大人気でも夜はお客さんが少ないというケースもありますが、二毛作ビジネスであれば、同じターゲットに対して時間帯や曜日によるニーズの変化に合わせることが出来ます。そうすると、トータルして同じお店による昼夜営業よりも、多くのお客様を呼び込める可能性が高くなるのです。

そして代表的な効果として、今までお店を知らなかった人に、自分のお店を知ってもらえる機会を増やすことにも繋がります。普段はバーを利用しない人が、カフェとして営業している時間帯に来店したことをきっかけにバーにも興味を持ったり、個人店の居酒屋に入りづらさを感じていた人が、ランチタイムで訪れたことをきっかけに夜も訪れたり、といったことが起こりえます。

ここまででかなりメリットが多いことがお分かりいただけたと思いますが、かき氷店も休日の昼間はかき氷を提供し、夜はフルーツを使ったサングリア等のアルコールを提供したり、平日の昼はオフィス街でカレー等のランチメニューを提供しながら、夜は深夜帯まで開くカフェバーでかき氷を提供したり、色々な形があると思います。
では、飲食店の二毛作ビジネスを成功させるためには、どのような点に気をつけると良いのか、具体的な方法や心構えをご紹介します。

まずは需要の見込みをリサーチすることが大切です。立地や、想定している営業時間帯によってニーズは異なりますから、どのような人たちをターゲットにするのかを明確にしましょう。ターゲットが決まったら、理想としている利益が確保できそうかを考えます。
ランチタイムに満席になる人気店を作ることに成功したとしても、それに見合う利益がなければ長く続けることは難しくなってしまいます。

新たな業態を立ち上げる際に、追加コストをなるべく抑えることも大切です。二毛作ビジネスのメリットは、既に用意されている場所や設備を利用することによって最低限の投資でもう1つお店を作ることにあります。できるだけ既存のものを活用し、食材も出来るだけ共用していくことを検討しましょう。

しかし、業態を変えた時に店頭に置く看板や暖簾などを取り換えたり、照明の雰囲気を変えたりするなど、昼と夜、もしくは曜日で別のお店であることを目で見てわかるようにすることが大切です。そうすることで、2つ目の業態のお店の特別感も増しますね。

注意点として、夜の業態で余った食材を使って、翌日のランチを提供することだけを考えた効率特化型のお店は、お客様が離れていきがちです。食材は余り物を流用するのではなく、まとめて仕入れることでコストを圧縮したり、得意とする食材を使ったりすることで他のお店と差別化することがポイントです。

最初から二毛作ビジネスでかき氷店を開くこと考えている方は、賃貸物件の大家への了承を得ておくとスムーズです。同時に、行政への申請や必要となる資格がないかも確認しましょう。共同経営者がいる場合は、食材の管理や店舗の清掃など、様々なケースを想定した運営ルールを最初に決めておくことで、後々トラブルになる可能性を減らすことが出来ます。

– まとめ

営業場所や営業の形は様々ですが、工夫次第で集客を増やしたりコストを削減出来たりと、各々の良さがあると思います。
自分の希望の中でベストを目指すためにも、譲れない点と妥協点をしっかりと洗い出して検討していきましょう。
スタイルも集客方法も昔に比べて格段に選択肢が増えている今だからこそ、どれを選ぶかの判断が重要です。
出来るだけ多くの情報を集めることから始めてみましょう。

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