飲食店を営む上で「原価率」の把握は大切です。お店にとって原価率が高すぎると売り上げが良くても利益が少ないので儲かっていることになりませんよね。かき氷はレシピにもよりますが原価率が約8~15%なので一般的な飲食店の料理の原価率の目安が30%ということから、普通に売って利益がでやすい商品といわれています。利益をだすコツとしては、提供するかき氷は安いかき氷にするか高級かき氷にするか、かき氷機は電動にするか手動にするか等、どんなかき氷がお店に合うかコンセプトをはっきりさせることです。例えば、ゆっくりできる落ち着いた雰囲気のお店では、かき氷の注文が入るたびに電動かき氷機のモーター音や削る音が響くのはあまり好まれないので手動タイプが良く使われています。反対に、サッと食べたい人が多い定食屋のランチの時間は一気に氷を削れる電動タイプは重宝されています。また、多くのお店が夏にかき氷を発売するので「地元の桃を使っています」や「砂糖不使用」などお店オリジナルのシロップを作って販売すると「ここのかき氷を食べてみようかな」と売上につながりやすいです。さらに、「夏に儲けたい!」とせっかくかき氷機を導入するのならば、子供やちょっと食べたい人向けのプチかき氷、夜の時間帯にお酒を提供しているのならばお酒を使用したかき氷など客層や時間帯にあわせたかき氷を提供すると売上UPにつながりますよ。 |