| 屋台は店舗で販売するのとは異なり、お祭りなどでよくみる「屋根があって移動式の小規模なお店」のことです。そんな屋台は、コストを抑えて開業ができることとからリスクの低い飲食業として注目を集めています。余裕をもって開業したい場合は半年以上前からかき氷の屋台の事業計画を立てられればよいですが、夏が近づいてきた頃にふいに「かき氷で儲けてみようかな」と思い立つ方も多いのではないでしょうか。屋台でかき氷を販売するためには営業許可を取る必要があり、営業許可を取るためには食品衛生責任者の資格と営業許可の申請が必要となります。食品衛生責任者の資格は半日ほどで取得できる受講会が各都道府県で開催されており、講習を聞いていればほぼ100パーセントの確率でテストに合格できる資格といわれています。そして、かき氷の販売に必要な設備が整っているかの保健所の立ち入り検査は申請してから営業証交付までは早くて数日、遅くて2週間程度かかることがあります。地域によって営業許可の基準が違うこともあるので、出店場所が決まっているのならば、その地域の保健所に販売する商品や設備について早めに相談することをおすすめします。資格や許可以外にも、屋台用のテントや調理設備の準備や購入、氷やシロップの仕入れを考えると、遅くとも出店したい２～3ヵ月前には準備し始めると「出店日なのに許可がないから営業できない」という状態は免れるでしょう。 |
