| お店によって客層が違いますが、かき氷は子供からシニアまで幅広い世代に人気のデザートです。シニア層にも人気の理由は、「氷がノドを通りやすい」ことでしょう。シニアは加齢によって飲み込む力が弱いため、飲み込んでムセやすい食べ物は外食では避けがちです。これは、まだ身体の機能が発達途中の小さな子供にもいえます。また、子供やシニア層だけでなく、大人でも40代から徐々に「飲み込む力」が弱くなってくることから、氷が身体にスッと入ってくるカキ氷は「おやつとして食べやすい」と老若男女問わず人気なのです。かき氷はシロップや盛り付け方でバリエーションを楽しめるデザートなので、シニア世代が多い客層ならば、食べやすさを重視して、とろみをつけたシロップで氷がゆっくりと溶けて口当たりの良い食感にしたり、トッピングする果物はノドに詰まらないような大きさにカットするなど工夫すると良いでしょう。また、あまり大きすぎる量のかき氷だと食べきれないため、「1回で食べられる量」にすると注文されやすいです。シニア層にやさしいかき氷は、小さな子供を持つファミリーにも喜ばれますので、家族連れの集客効果にもつながる可能性があります。このように、お店の客層によって「どんなかき氷が好まれるのか」を分析してみることは、メニューの考案に役立つでしょう。 |
