基本的にお店で使用しているかき氷機は「水を凍らせた氷」を削るための機械なので、家庭用のように「凍らせたジュース」や「凍らせたコーヒー」などを削らなければひどく汚れたり異物が入ることはないといえます。そのため、お店の営業終了後はかき氷機にカビが発生しないように丁寧に水分をふいたり、必要であればアルコール消毒をしたり、氷を固定する主軸が万が一の落下でずれないように安全な位置に戻すなど、日々のお手入れはシンプルです。お手入れが比較的楽なことも夏にかき氷をメニューに追加するお店が増えている一因であり、年々かき氷を売るお店が増えていることからシロップを手作りにして他店との差別化を図る傾向がでてきています。例えばイチゴシロップならば、スーパーでも売っている無果汁のシロップではなくて、生のイチゴで作った自然な甘さのソースのようなシロップが人気です。他にも、レモンの酸っぱさを活かしてシロップを作ったり、小豆を煮て自家製あずきシロップを作ったりと素材がもつ甘味や酸味を調節できる手作りシロップはお店ごとに少しずつ味の違いがでてくるのが魅力となっています。簡単なシロップであれば「果物と砂糖を火にかける」といったように調理工程が少ないので難しくありません。かき氷をお店の売上商品として期待するのならば、お店の味となる手作りシロップをぜひ検討してみてください。 |